AIワークフロープラットフォーム比較 — Dify、FastGPT、RAGFlow

2025年3月4日 9:48 AM

TL;DR

  • 単純な固定ニーズなら、適切なプログラミング言語でLLM APIを呼び出すだけで十分
  • AI学習中の開発者は、フレームワークが変わっても原理は不変なので自前実装を検討
  • ワークフローと拡張性重視 ➔ Dify
  • 知識ベース重視 ➔ RAGFlow

背景

現在のワークフロープラットフォームは2種類に大別されます:

  1. Cozeを代表とするWebベースのワークフロー型
  2. LangChainやLlamaIndexを代表とするコードベースのフレームワーク型

本稿では、Dify、FastGPT、RAGFlowのようなWebUIベースのワークフロープラットフォームを比較します。

評価基準

  • チーム管理
  • モデル管理
  • 外部ツール連携
  • 知識ベース管理
  • アプリケーション管理
  • 対話管理
  • アプリケーションタイプ
  • オープンソースライセンス
  • 導入難易度

評価対象バージョン

  • Dify v1.0.0
  • FastGPT v4.8.20
  • RAGFlow v0.17.0 slim

詳細評価

4.1 チーム管理

評価項目DifyFastGPTRAGFlow
ワークスペース数1つなし複数(招待制)
ロール管理者/編集者/メンバーなし管理者/メンバー
複数チーム加入不可不可
推奨度★★★★

4.2 モデル管理

評価項目DifyFastGPTRAGFlow
サポートベンダー56社20社44社
OpenAI互換性サポートサポートサポート
拡張性プラグイン強中程度
モデル種類テキスト/画像/音声等テキスト/画像等テキスト/画像等
推奨度★★★★★

4.3 外部ツール連携

評価項目DifyFastGPTRAGFlow
標準ツール数40+2戦略1521
拡張方法API/プラグインなしなし
特徴DB接続/JSON処理ビジネスツール学術検索
推奨度★★★★★

4.4 知識ベース管理

評価項目DifyFastGPTRAGFlow
サポートフォーマット12種類9種類6種類
インポート方法Web/API/Notionテキスト/APIWeb/文書
検索性能ベクトル検索ベクトル検索知識グラフ
推奨度★★★★★

4.5 アプリケーション管理

評価項目DifyFastGPTRAGFlow
アプリ種類チャット/エージェントワークフローチャット
ワークフロー機能エラー処理/並列実行基本機能基本機能
拡張性プラグインサポート貢献可能不可
推奨度★★★★★

オープンソースライセンス

  • Dify:商用利用可(マルチテナント禁止)
  • FastGPT:商用利用可(競合サービス禁止)
  • RAGFlow:自由な再配布許可

導入難易度

評価項目DifyFastGPTRAGFlow
Dockerサポート
依存技術Python/Next.jsMongoDBMySQL

まとめ

評価項目DifyFastGPTRAGFlow
チーム管理★★★★
モデル管理★★★★★
外部ツール★★★★★
知識ベース★★★★★
アプリ管理★★★★★

引用元

AIワークフロープラットフォーム比較 — Dify、FastGPT、RAGFlow

Was this page helpful?